安全管理部門の主な取り組み
全事業所での「安全総点検」および「社内検査」の実施
毎年、夏季および冬季に、安全管理部が作成した点検表に基づき、空港事業所社員が点検者となり、給油作業および給油車両を中心に「安全総点検」を実施しています。
冬季については、安全管理部の作成した点検項目に加え、国土交通省から指示された点検項目を加えて実施しています。
また、「安全総点検」のほか、マイナミ空港サービス独自の取り組みとして、安全管理部が全事業所に出向き年2回の社内検査を実施し、給油員が規定どおりに作業を遂行しているか、また、事業所独自の手順が存在していないか等を確認して
います。これにより、危険要因を事前に排除し、給油員が安全を最優先とした作業を行なえる様、安全な職場環境を築き
上げています。
空港事業所における緊急時対応訓練の実施
安全管理部が空港事業所に出向き、事故を想定した抜き打ちでの緊急時対応訓練を空港事業所ごとに毎年実施し、
いつ起こるかわからない緊急事態に対し、社員が迅速かつ的確な対応が取れるように訓練しています。
また、この訓練で発見された課題を洗い出し、緊急事態に対応する能力の改善ならびに向上を図っています。
社内研修の実施
給油作業員の知識の習得と技量の向上を図り、給油作業を安全で確実なものにするため、給油機材研修を実施し、給油
作業で使用する給油車両に装備された給油機材の構造を理解させ、安全作業に繋げています。
また、新入社員に対しては、約1年にわたり研修センターにおいて、給油作業、給油車両をはじめと
した給油機材等に
ついて集合研修を実施し、給油業務の早期習得を図っています。
ヒヤリハット事例の報告、分析及び空港事業所への共有
「ハインリッヒの法則」では、1つの重大事故の背景には、軽微な事故が29件隠れており、さらに事故に至らなかった
危険な事象(ヒヤリハット)が300件あるといわれています。マイナミ空港サービスでは、作業中に於いて事故、災害に
至らなかったがヒヤリとしたり、ハッとした事象について、ヒヤリハット報告書を作成し社員が共有しています。
そのため、空港事業所毎にヒヤリハット事象を共有する活動を積極的に行い、その事象から事故に発展させないように
対策を講じ、事故を未然に防止しています。
また、空港事業所毎に安全管理部へ報告されたヒヤリハット事例について安全管理部が分析を行い、その分析結果を
事業所にフィードバックし、社員の事故、災害の防止に役立てるようにしています。
空港事業所における給油作業審査会の実施
給油作業品質の向上を目指すと共に、空港事業所間の給油作業手順の統一を図るため、全空港事業所を対象として、
給油作業審査会を開催しています。この審査会での審査員として、航空局、消防、警察、空港運営会社、石油元売会社、
航空会社等を招き、様々な目線で審査を行い、社員の安全作業に対する意識向上に繋げています。
安全標語の募集、表彰
安全啓蒙活動の一環として、毎年年末に、全空港事業所の社員を対象に安全標語を募集し、本社管理職以上の投票に
より、最優秀作品(1点)および佳作(4点前後)を決定しています。
最優秀作品に関しては、次年度12月までの間、空港事業所が毎月輪番制で作成する安全啓蒙ポスターの安全標語として
掲載しています。
また空港事業所では、最優秀作品を始業開始前のミーティング時に全員で呼称し安全意識の涵養に努めています。
年度別安全標語入選作品(PDF:94.6KB)
給油業務、車両整備業務に関する資格取得教育訓練体系
専門性、危険性の高い業務に対応できる社員を養成するため、給油業務、車両整備業務について、以下のような訓練、
資格体系を用意しています。